年中より幼稚園の先生に２年習い、小学校にあがるタイミングで他の個人教室に通いました。

幼稚園時代はとにかくおおまかに弾けたらそれでいいというおおらかな、指導でした。

それと比べ、個人教室に移り、まず、最初につまづいたのが、変化記号もうろ覚えの状態

だった子供に、曲ごとに変わる、強弱記号、また、その曲に書いてあるメトロノームの速度

をきっちり守るという課題がどんどん与えられ、すっかり混乱してしまっていました。

　私（母）自身もピアノの経験が殆どないのですが、同じく変化記号や強弱記号を自宅で

指導するように指示を受けましたが、限界がありました。親子で、常にメトロノームの速さ

と音にあせり、いつのまにか練習することが苦痛に感じていました。楽典を薦められ、練習

の帰りに本屋さんで楽典を立ち読みしても、感じをつかめずに、途方にくれたこともありま

した。

　曲についても、素敵な曲もたくさんありましたが・・・子供は「また知らない曲だなぁ」と

いうことばかり。興味がどんどん遠のいていくのを感じました。

いっそ、ピアノをやめさせようか、と悩んでいたところ、お友達から 「楽しくピアノを習える

お教室があるよ」 と教えてもらい、体験レッスンに参加させていただきました。

子供が行きは緊張していたのが、帰りの道すがら「楽しかった〜」とスキップしながら帰ったの

を今でも覚えています。

こちらの教室へ変わってからは、いちから、基本のリズムと音符をわかりやすいカードで遊び

ながら学び、何より驚いたのが、練習を自らするようになってきました。まだまだ練習量的

には足りませんが、楽しそうに通わせていただいています。

親としましても、斉木先生は子供が今何をわかっていて、何をわかってないのかを、しっかり

見ていただいてる安心感があります。

きっとこれからも演奏の壁にもぶつかることもあるとは思いますが、楽しんでピアノを学ん

でくれることを信じています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｎちゃん／Ｈちゃんのお母様（年長・小２）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2010年　７月